井用 崇之 様 (いよ たかゆき)
エン・ジャパン 新卒採用カンパニー 大阪支社
営業グループ リーダー
五年前にエン・ジャパンの前身企業に入社。エン・ジャパンには起ち上げから携わり、現在は営業グループリーダーとして活躍中。
■エン・ジャパン株式会社
■[en]学生の就職情報
―――まずはじめに、今されている仕事について簡単に教えてください。
エン・ジャパン株式会社の営業グループのリーダーとして働いています。仕事内容は採用コンサルティングといいまして、新卒の方の企業就職の手助けみたいなものですね。新卒と企業との仲介というか。今年で入社して五年目になります。
―――どうしてこの仕事についたのですか?
私の両親は教師で、親戚もほとんど教職についていました。だからどうしてもビジネス社会をなかなか感じられなかったんです。社会の大部分を占めているはずのビジネス社会を、知らないままであるのは嫌だという思いはありました。
いざどんな職業に就こうかなと考えたときに、教職は嫌だし、研究は苦手やから無理だし、と消去法で消していったところ、営業だけが残ったので営業の仕事から選ぶことにしたんです。
その中でも、なるべくビジネス社会を知るためにも色んな企業と関わることのできる職種に、と絞り込むと、就職支援の企業になったんです。いくつかの候補の中から現在のエン・ジャパンの前身である日本ブレーンセンターに入ることを決めたんですが、結局最後はフィーリングでした。
おせっかいな人が多いよ、とすでに入社している女性の先輩から聞いたときに、一人の人間としてちゃんと見てくれそうだ、と思ったんですね。でも正直、決め手はその先輩でしたけど(笑)
―――今のお仕事をされていて印象に残っているエピソードを教えてください。
新卒採用のコンサルティングをするチームを立ち上げて一年目に、兵庫県の姫路のあるアパレル商社さんの方に売り込みにいったんです。その商社さんは既に長いこと某就職支援業者と契約を結んでいたんですけどね。
そこで人事の仕事をする方に会うことができまして、お話をさせてもらったんです。で、その方は新入社員募集の講演会を開くのは地元でやるとしか頭の中になく、他にも長年の仕事で頭が固くなっていらっしゃっているように感じました。彼自身、当時のやり方に少し不安を感じていらっしゃいました。そこで私は、地元だと集まる人材のタイプもどうしても偏るので、やる気にあふれた人を多く集めたいのなら説明会は大阪などの大きな都市でやってみてはどうですか、と言ったんですよ。するとその方は、「考えつきもしませんでした。斬新な考えですね・・」と感心して下さったんですよ。言ったこと自体は当たり前のことですよね?誰でも思いつくような。でも率直に言ったのが良かったみたいで。
当時契約されていた業者さんは、こういう突っ込んだことを言うことは一度もなかったそうです。しかも、求人広告でこの商社さんを紹介するときにも仕事の良い面しか紹介しなかったからか、この商社さんに入社してもイメージと違うことを理由に辞めてしまう人がいたそうでなんです。うちは、楽しい面も、しんどい面や厳しい面もすっかりそのまま伝える方針でした。そんな事情もあって最終的には、若い力のあるあなた方に賭けてみます、と言って下さったんです。そのときはやっぱり嬉しかったですねえ!なにせ、ずっと契約してらっしゃった有名企業さんに替わって、立ち上がって一年目のちっぽけな自分のチームをとって下さったんですから。
契約して一年目で早速講説明会大阪で開くことができて、「今までにないようなタイプの人材を採用することができた。井用さんに頼んでみて良かった。」とも言われました。業績貢献できる人間を作りたいので、その手助けができた点でも嬉しかったですね。
―――-仕事をしていてつらいと感じるときは?
enが立ち上がった当時は、全くのゼロからのスタートですから全くの無名で、いろんな企業の方にお願いしていくんですけど、全然相手にされないことも多くて、ほんとに不安でしたね。こんなに小ちゃくてホンマにできんのかあ?っていう疑問でいっぱいでしたよ。
でも、いろんな積み重ねで、そういった不安や疑問は解消されていきましたね。消えたのがいつか、って聞かれると分からないですけど。少しずつだったんで。
―――どんな夢を学生時代に持っていましたか?
いや?これが実に言いにくいんですけど、明確な夢は持ってませんでしたね。「こんなんやったら別に構わんなあ。」って感じのものしかありませんでした。周りの友達にも夢を語り合うような人はいませんでした。友達とは麻雀やサッカーばっかりしてました(笑)。でも、実際のところそういうもんですよね。そんな僕が少し救われた言葉があります。
「ゴールばかり見るな。ゴールに向かう歩き方を見ろ。」
実はこれは、enの社長から頂いた言葉なんです。成長が目的でもいいんですね。夢がなくったっていいんですよ。何かせなあかんと思ったときにできる力をもっておくことは大切です
もうひとつ、「利他の心を持て。」
他人のことを考えて努力する、つまり利他の心を持てば自ずとしたいことも見えてくる。そう考えています。
―――今持っている野望はありますか?
とりあえず良い経験をさせてもらってるので、20代のうちはこの会社で頑張ろうと思ってます。おからのグループリーダーという、他者を成長させるというおもしろい仕事もさせてもらってますからね。ここでは、自分が100%しか持っていないところに、120%の仕事を与えてくれて、うまいこと成長させてもらってます。ほんまにイッパイイッパイなんですけど、なんとかなるんですわ。
おこがましくなってしまうんですけど、「直接自分と関わっている人たちには幸せになってほしい」と思ってます。ギリギリで落ち込んでるとこをムリヤリ乗り越える、というような経験をさせて、もっと強くさせたいな思います。
―――井用さんの中での理想像を教えて下さい。
人に何かを与え続けられる人ですね。その人なりに。
―――今の自分は何点ですか?
ダメダメですね。30点くらいです。成長していってはいると思っていても、やっぱり、いつも不安ですよ。
―――現代の若者にメッセージをお願いします。
うちが関わった学生さんにはPositive thinking をするようにいつも勧めています。
Positive とPositive thinking は違います。Positive は生まれ持ったもの、先天的なものです。新庄選手はこれですよ。Positive thinking は後天的なもので、こじつけでもいいから物事を良い方向に考えることです。
考え方次第。大したことないわ、と思える力のことです。
Negative thinking の人は表情で分かりますからね。
―――ありがとうございました。