フジイミツグ様
アーティスト
36歳で15年間勤めた工場をリストラ後、独学でデザインを始める。3DCGでのキャラクターデザインが認められ、大手会社のキャラクターデザインなども手掛ける。現在はライブペイントや、京都のカフェでの羊毛手芸教室など、幅広い分野で芸術活動を展開している。
■フジイミツグ&ダニークン live&wall painting
―――まず、今なさっている仕事について簡単に説明していただけますか。
今しているのは、キャラクターデザインやWEBの製作です。それ以外にライブで自由に絵を描いたりしています。ライブでは音楽との融合をテーマにしているのですが、最近はその仕事が増えていますね。生活の糧はデザインの仕事ですが、作家としての価値を上げるために、アート活動や執筆活動もしています。コンピューター以外にもいろいろ手法を選ばず創作活動をしています。羊毛カフェと言って羊の毛を使った手芸教室や、ペーパークラフトでのデザインなどです。正直自分でも説明しきれないほどいろいろやっていますが、全てが後でつながっていると思っています。
―――どうしてこの職業に就こうと思ったのですか。
高校を中退し、二十歳からずっと工場で働いていました。全然アートとは関係のないコンピューター関係の工場でした。36歳でリストラにあいましたが、その時、これからは工場で得た技術を使ってフリーでやっていこうと思いました。それからはWEBの仕事などをしながら、キャラクターデザインを趣味でやっていました。デザインの勉強などはしたことがなかったんですが、京都の求人誌などにキャラクターを描いているうちに、だんだんファンが出てきたんです。特に業界の人に気に入られて。それで3、4年前から本格的に仕事としてやっています
―――学生時代の夢はありましたか。
夢なんて学生時代にある方が少ないと思いますよ。ボクも特になかったですね。遊ぶことしか考えていませんでした。工場は将来手に職をつけたいと思って就職しました。親父が大工だった影響ですね。別に学生の頃に絵とか落書きが好きだったわけではないので、今こうしてアートの仕事をしているのが不思議です。
―――今持っている夢は何ですか。
ボクのアートを世界的に広げたいです。夢は大きいほうがいいですからね。特にボクが目指しているのはキャラクターとアートの融合です。消費されてしまうキャラクタービジネスではなく、それにアートを加えることで、長くやっていきたいです。将来的には自分で事務所を立ち上げたいと思っています。一人でやっているから大変なんですがね。
―――原動力は何ですか。
かっこいい親父になりたいんですよ。かっこいいと言われるとうれしいです。それに、ここまで来たらもうやめられない。そりゃ普通に就職したほうが定期的に収入があるし楽です。でもボクはみんなの夢をかなえる使命感で続けているんです。ボクが成功したら、40歳過ぎてもまだまだチャンスがある、学歴なんかなくても夢はかなうってみんなが思うでしょう。そうやってボクのことを知って元気になる人が増えてくれたらいいなぁと思うんですよ。だから、なんとしてでも成功したいんです。
―――最後に学生へのメッセージをお願いします。
講演会で言っているのは、「継続」ですね。ダニー君というキャラクターも最初の頃は趣味にしか思われず、馬鹿にされていました。でも気がついたら大きく育っていた。それがボクのやってきた継続の成果です。それはどんなことでも言えるはずなんです。みんな積み重ねが絶対大きな物になる。後は、漠然とだけど、将来を見据えて仕事をしたらいいと思います。いつも後々のことを考えて何かをする。時にははったりを言ってもいい。言っているうちに事実になりますから。でもそのための努力はもちろん必要ですけどね。
―――ありがとうございました。